シルクニット 洗濯
初心者

カシミヤとかシルクのニットって家で洗ってもいいのかな?

個人的には動物繊維のニット、絶対洗濯やめたほうがいい衣類のTOP10に入ります。

動物繊維とは、

  • 羊毛(ウール)
  • 絹(シルク)
  • モヘヤ
  • カシミヤ
  • アンゴラ
  • アルパカ
  • ビキューナ
  • 羽毛(ダウン・フェザーなど)

ウールと羽毛を除いた動物繊維は上質素材としてクリーニング店でも追加料金を取るほど丁寧に扱わなければならない素材

クリーニング店に出しても帰ってきたらなんだかパサついている、ということがあります。動物繊維には動物性脂分が含まれているのですが、それがドライクリーニングされると取れてしまい、結果としてパサついた感じになってしまうのです。

このように、クリーニング店でもトラブルが発生しがちな素材。自宅で綺麗に洗濯できるかというと、なかなか難しいんですね。

出来る限りクリーニングに出してプロにお任せしたいところですが、クリーニング代も気になるところ。

まずはクリーニング可否から見ていきましょう。ニットの中でも需要が高い「カシミヤ」を例にお話ししていきますね。

カシミヤのセーターはクリーニング?洗濯?どっち?

先にお話ししたとおり、クリーニング店なら絶対安心とは言い切れません。

ではクリーニングには出さない方が良いのか。大事なセーターであれば、一般的なクリーニング店には出さない方が無難です。出すなら高級クリーニング店です。

そこであれば使用する人も高い洋服を持ってくるため、カシミヤのセーターでも正しく洗ってくれるでしょう。

もし近くに信頼できるクリーニング店がないなら、無駄にしないためにも家でチャレンジしてみることをオススメします。

手間はかかりますが、一度買ったものをたった1回の選択でダメにしてしまわないためには必要な手間です。忙しくてそこまで手が回らないと言う場合は、これからは家事・育児が安定するまで買わないようにしましょう。

カシミヤのセーターはこう洗う!

家庭でのカシミヤのセーターの洗い方は、まず普通の洗剤を使わないことから始まります。それだけ傷みやすい素材なので、できるだけ動物性脂分を落とさないよう、カシミヤ素材に向いている特別洗剤を選ぶ必要があります。

スーパーでそれ用の洗剤があるかどうか確かめてみましょう。オススメは、プロ・ウォッシュなどの少々高価な洗剤です。

これが用意できたら、いよいよ洗濯です。

洗い

まずは洗面所やタライなどに水とプロ・ウォッシュなどの高級洗剤を入れ、軽くかき混ぜます。水は、何故かぬるま湯でないとダメと思っている人が多いですが、洗剤が泡立てば冷たくても問題ありません

次にカシミヤのセーターを入れ、軽く押しほぐすように洗います。摩擦に弱いので、ごしごし洗濯しないよう気をつけてください。そして一度すすいだら、ここがポイント。

動物性脂分を補給するために柔軟剤を入れます。リンスでも良いですよ。

脱水

あとは脱水ですが、手で絞ると跡がついて生地が傷むので洗濯機で脱水してください。だいたい1分くらいが目安です。

乾燥

取り出したら形を整えて平干しです。風通しの良い日陰が最適なので、ハンガーをいくつか使って上手に平干ししてみてください。

保管

あとは、虫に食われやすいので、防虫剤と一緒にしまいましょう。

補足

ちなみに、ここまでで面倒だ!と感じたら、押し洗いする時にはドラム式洗濯機以外であれば洗濯機で洗っても構いません。手洗いモードがついている場合ですが。

こうしてみると、あまり難しくはないですよね。もし洗濯機の手洗いモードを使うのであれば、普通の洗濯と違うのは洗剤と干し方だけです。この方法であれば忙しくてもおうちクリーニングができるかなと思いますが、いかがでしょうか。

ただ、これは1枚ずつ洗濯すべき方法なので、もし複数枚カシミヤのセーターを持っている場合はそれだけ時間がかかります。

まとまって時間がとれるお子さんが寝ている時などを有効利用して、天気の良い日に一気にやってしまうのが良いでしょう。コツコツやっていくのも良いですが、また用意するのかと面倒臭くなることがあります。

洗濯する前におさえておきたいもう1つのポイント

それから、もう1つコツなのですが、カシミヤのセーターは洗濯してダメになった場合お店がクレームの対処に追われることになります。それを少なくするためにも、買った会社によっては適切な洗い方をホームページ上で詳しく公開していることがあります。

あなたの持っているカシミヤのセーターのブランドがどこかわかりませんが、是非そこのサイトをチェックしてみてください。そうすれば、そこのセーターにより適切な洗い方ができるはずです。載っていなければ、上記の方法を試してみてください。

それから、家で洗ってみて汚れが取れなかった場合はシミになっています。洗う前にそこだけ集中的に、優しくもみほぐしてみましょう。

それでも取れなかったら高級クリーニング店に頼む方が確実だと思います。余計なことをして悪くなっても責任は誰も取れません。

まとめ

さて、ここまでカシミヤのセーターの洗い方を見てきましたが、結論としては、クリーニングに出しても家で洗っても両方OKということでした。

ただし、一般のクリーニング店は危険であること、家で洗う場合には細心の注意が必要なことがポイントでしたね。

同じカシミヤのセーターでも、ブランドによって作り方が異なっていたりすると、相性の良い洗い方とそうでない洗い方があります。

ここは経験値でその都度習得していくか、もしくは一定のブランドのところからしか買わないと決めた方が安心かもしれません。

何年も着られるようにするためには、忙しいことにかこつけて家での洗濯に手間を惜しんではいけません。

シルクのニットを家で洗濯!洗濯した方にインタビュー

カシミヤニットの洗濯方法について見てきました。基本的な洗濯方法は「アンゴラ」「シルク」でも変わりません。

ではここで体験談を見てみましょう。実際にシルクのニットをクリーニングされた方にインタビュー。思いやコツ、結果について見ていきますね。

これから洗濯に挑もうと思っている方の参考になれば幸いです。

30代女性のシルクニット洗濯体験談

体験談

こんにちは、30代共働きの女性です。今回はシルクのセーターを家で洗濯した経験についてお話していきます。

はじめに~シルクニットを洗濯するまでに考えたこと

シルクニットの洗濯

ウールのセーターは、自宅の洗濯機で洗うのに慣れているのでクリーニングに出さなくても平気です。でも、シルクニットってウールのセーターみたいに洗濯機で洗ってもいいのか不安です。

高かったし凄く気に入っているので、自宅で洗濯して失敗したら、時間もお金もドブに捨てるようなものです。

ですが、クリーニング店に持って行くのも面倒です。出勤前に少し早めに家を出て、クリーニング店に寄って、後日出来上がったらまた取りに行かなければいけないですよね。

「今日はシルクニットを着たい」と思ってもクリーニングに取りに行ってなかったら、自分がだらしないだけなのにがっかりした気分になります。

それに、1回袖を通しただけでもシルクだと汗シミが残ったら怖いので、着用したらすぐにクリーニングに出しますよね。

シルクニットのクリーニング代に何千円もかけているのは不経済だけど、汗シミや埃などの汚れが取れなくなったらショックです。

まずは洗濯表示の確認と洗剤選び

洗濯表示確認

手持ちのシルクニットの洗濯表示をよく見ると、洗濯可能な「弱40」の表示がありました。そこで、思い切って手洗いに挑戦することにしたんです。

さすがに、洗濯機で洗うのは怖いので、たらいにぬるま湯を張って手洗いすることにしました。使用する洗剤は、シルク専用の潜在を購入しました。シルク専用の洗剤は、100gで1,500円もしました。

この時点でクリーニング店に出した方が良さそうな気がしましたが、少量で何回も使えるので上手くいったらクリーニング店に行く手間が省ける、と思いました。

シルクニットの洗い方

洗い方

絹は、高温のお湯で洗うと縮んでしまうので40℃以下のぬるま湯で洗います。ニットはきれいに畳んだ状態で、シルク用洗剤を混ぜた洗濯液に優しく沈めます。

たっぷりのぬるま湯で静かに押し洗いします。5分くらい漬けおきしたらぬるま湯で3回くらいすずぎます。もっとすずぎたい気分になりますが、シルクニットは水を嫌うので何回もしつこくすずぐのはよくないんです。

すすぎ終わったらバスタオルを2枚使って使ってシルクニットを挟んで水気を取ります。洗濯機で脱水すると型崩れを起こしたり縮みの原因になるので、必ずバスタオルで水気を取って下さい。

シルクニットの干し方

乾燥

私はハンガーに吊るすと肩がボコッと出てしまうのが気になるので、平置きにして日影で乾かします。肩の部分が太くなっているハンガーだったら跡が付かないですし、シワが伸びやすいというメリットがあります。

平置きにする時は専用の脚が付いているネットを使うのがおすすめです。あまりいじらないように、丁寧に形を整えながらネットの上に置きます。日に当たる所に置いてしまうと、変色の原因になるので、必ず日影で干しましょう。

最後にアイロンがけ

アイロン

しばらくして半乾きになったらアイロンを当てます。アイロンを使用する時は必ず当て布をします。

アイロンの温度は中低温にして下さい。半乾きの状態で裏側からアイロンをかけることで、シルクニットにシワが寄らずきれいに仕上げることができます。

シルクニットは半乾きの状態でアイロンをかけることがポイントとなりますので、夜洗濯をして翌日仕事から帰ってからアイロンがけするのでは遅過ぎます。

面倒でも、仕事が休みの日に洗濯からアイロンがけまで行いましょう。

洗濯を終えて

まとめ

自分でシルクニットを手洗いしてみて、きれいに仕上がったのでホッとしました。面倒だったのは、手洗いよりもアイロンがけでした。

私のシルクニットはボタンが付いているカーディンガンなので、ボタンホールがヨレた感じにならないようにアイロンをかけるのが大変でした。

アイロンの温度を上げるとシルクニットを傷めてしまうことになるので、中低温で力を入れ過ぎないようにアイロンを当てるのは大変でした。

シルクニットは他にも何着か持っているんですが、洗濯表示に手洗いマークが付いていないものは今まで通りクリーニング店に出すようにしています。

シルクニットの手洗いは慣れてくれば殆ど失敗なく洗うことができると思います。ネットを検索するとアミノ酸系シャンプーを使ってシルクニットを手洗いすることもできると知りました。

確かにシルクを分解するとアミノ酸になるので、アミノ酸系シャンプーでも洗えるのだと思います。試しに、子供のシルクニットをアミノ酸系シャンプーで洗ってみたんですが問題なく洗うことができました。

洗い方はシルク専用の洗剤の時と同じ方法です。これなら、わざわざ高価なシルク専用の洗剤を使わなくても洗えます!

洗剤は水に溶けにくい粉末タイプだと繊維に洗剤が残って、シミの原因になります。失敗を防ぐにはシルク専用の洗剤を使用しましょう。

繊維を傷めずに風合いも良く仕上げることができますよ。それでも心配な時はネットで宅配クリーニングに出すのがおすすめです。

まとめてクリーニングに出す洗濯物がある時にシルクニットも一緒に出してしまえば、集荷も配達も自宅に居ながらにして行うことができるので便利です。

まとめ

まとめ

「カシミヤ」ニットを家で洗濯するなら?を客観的にご説明。

「シルク」ニットを家で洗濯したらこうなった、を体験談から主観的にお話ししてきました。

最後に注意点をまとめておきますね。

ここがポイント
  1. 洗濯表示は必ず確認
  2. 一回うまくいっても動物繊維は痩せていく可能性がある
  3. お気に入りや高価なモノはクリーニングが無難

地味に大事なのは2です。1回目はうまくいくかもしれませんが繊維が痩せていき、ある日突然縮むという罠が潜んでいる可能性があります。詳しくは洗濯ハカセの記事をご参照。

高価な衣類は高価なりのメンテ方法が必要になります。ある日突然「縮んだ!」なんてことが発生しないためにも、定期的にクリーニングに出してあげたいですね。