

ジャンパーをクリーニングに出そうと思うんだけど、いくらくらいかかるのかしら?そもそもこれってジャンパー?ブルゾン?
クリーニング上は「ジャンパー」ははっきり定義されていることが多いです。ですが「ブルゾン」は割と曖昧です。
というのもブルゾンの定義が広いんですね。ものによってジャケットになったりジャンパーになったりコートになったりと。
着丈が袖丈より短いという点は共通していますが、ジャンパーは英語、ブルゾンはフランス語。ジャンパーの中でもファッション性の高いものがブルゾン、などなど。ほかにもいろいろな定義が。
この記事ではジャンパーをメインにお話ししていきます。
ブルゾンのクリーニング料金をお探しで「手持ちの洋服がジャンパーじゃなさそうだ」でしたら以下の記事を参照してみてください。
ジャケットの種類によるクリーニング料金の違い、目的別おすすめの業者などについてお話しています
コートをクリーニングするにあたっておさえておきたい料金相場など7つのポイントと、クリーニング頻度や洗濯方法、クリーニング前後の注意点といった8つの豆知識をとりまとめています。コートクリーニングの前に参考にしてみてくださいね。
はじめに~衣類の種類をおさえておきましょう
ますはじめに、ジャンパーと間違えやすい衣類についてお話しますね。というのも、衣類の種類によってクリーニング料金が変わってくるからです。
MA-1のようにシンプルな洋服ならジャンパー以外のなにものでもないのですけれど、最近はデザイン性に富んだジャンパーも多いですよね。
そこで、まずはクリーニング店がどのように定義していて、どのくらい料金が変わるのかをおさえておきましょう。
間違えやすいのはウィンドブレーカー
業者によって定義が異なる可能性がありますが、ここでは宅配クリーニング大手のリネットの定義をもとにお話ししていきますね。
まず、ジャンパーの定義ですが、
着丈が袖丈より短く、袖・裾がボタン/ゴム編みで裏地の付いている一般的なジャンパー、ブルゾンのデザインが該当します。
※ライダースジャケット(革素材除く)も「ジャンパー」扱いとなります。
※ジャケットのように薄手でも裏地がある場合は乾燥工程が異なるため「ジャンパー」扱いとなります。
裏地のないナイロン・ポリエステル素材のものは「ウィンドブレーカー」扱いとなりますのでご注意ください
引用元: リネット:ジャンパー
ポイントは、「袖・裾がボタンやゴム編み」「裏地がある」という点ですね。MA-1や合皮のライダースがイメージしやすいと思います。
逆に、袖や裾が切りっぱなしや裏地がないタイプは「ウィンドブレーカー」になります。また、表地にキルティング加工がされているものは「キルティングジャケット」扱いになります。
気になる値段の違いは、
ジャンパー | 1,892円 |
---|---|
ウィンドブレーカー | 1,133円 |
キルティングジャケット | 2,024円 |
800円近く変わってきます。クリーニングに出す前に、襟と袖、そして裏地の有無は確認しておきましょう。
パーカーと間違えることはないと思いますが、パーカー扱いになると料金は下がります。詳細は以下の記事を見てみてくださいね。
パーカーのクリーニング料金と仕上がりまでの日数だけでなく、パーカーと間違えやすい衣類について、また追加料金が発生しやすいポイントについてもご紹介しています。
あと、ジャンパーの中でも「革ジャン」は別モノになります。革製品は特殊品扱いになり取扱できる業者が限られてきますので、革ジャンにつきましては以下の記事をご参照ください。
革ジャンやレザージャケットといった革衣類の料金を比較しつつ、業者の選び方やおすすめの業者についてお話しています。クリーニング頻度やメンテ方法についても
ジャンパーをクリーニング!7社比較で相場を知ろう
安い順に並べていきます。料金のソースは各業者の公式ページです。
※料金は税込です。またパックタイプは1点あたりの料金が最安となるコースの料金を記載しています。
業者名 | 値段 |
---|---|
ホワイト急便 | 500円 |
フランス屋 | 695円 |
せんたく便 | 988円 |
白洋舎 | 990円 |
リナビス | 1,089円 |
ネクシー | 1,650円 |
リネット | 1,892円 |
業者によって大きくバラつきはありますが、7社の平均は、1,115円。
クリーニング料金としては、安くもなく高くもなく。中くらいの料金になります。
このくらいの料金ですと、パックタイプも視野に入ってきます。
パックタイプは洋服個別に料金が決まるのではなく、5点や10点といったパック単位で値段が決まるイメージです。

このサイトでは、5点7,500円のように点数ごとに料金が決まっている業者を「パックタイプ」と呼んでいます。この場合、1点あたり1,500円ですね。詰め放題って呼んでる業者もあります。逆にワイシャツ150円、コート2,000円のように衣類ごとに値段が変わる業者を「個別タイプ」と呼んで区別しています。お近くのクリーニング屋さんなんかもこのタイプですね。
上表の中では「フランス屋」「せんたく便」「リナビス」がパックタイプになります。
それにしても、宅配クリーニング大手の「リネット」「ネクシー」の料金とチェーン店の料金がここまで開くのは珍しいですね。
安いクリーニングってどこなんだろう?クリーニングと一口に言っても洋服によって料金って異なります。そこで代表的なワイシャツ、スーツ、コートについて料金を比較してみました!特にコートは必見ですよ
ジャンパーをクリーニングに出すならオススメは?
ジャンパーをクリーニングに出すなら、オススメはフランス屋です。
- 料金が安い
- シミ抜き無料
- 他の秋冬物を混ぜるとさらにお得
フランス屋はパックタイプの宅配クリーニングであり、パックタイプの中ではほぼ業界最安クラス。
安いからといって質が悪いわけではなく、創業49年、関西を中心に230店以上展開しているチェーン店が母体です。
もちろん宅配クリーニングの標準となりつつある「シミ抜き無料」「再仕上無料」「付属品追加料金ナシ」といったサービスを搭載。
また、この価格帯にしては珍しくシルクやカシミヤといった上質素材もOKで、もちろん追加料金ナシ。素材に合わせた洗い方でクリーニングをしてくれます。
ジャンパーですと気になるのはフェイクファーフード。こちらも追加料金なしでクリーニング可能。
ただしリアルファーフードやカフスが付属しているとNGとなりますので、その場合はリナビスを利用しましょう。
パックタイプのため料金は固定されており、クリーニング代がかさみがちなダウンやコートといった大物を混ぜることでさらにお得にクリーニングが可能。
たとえばダウンジャケットをホワイト急便と比較してみますと、
- ホワイト急便:1,800円
- フランス屋:695円
1,000円以上お得にクリーニングできます。
デメリットとしては、パックタイプのため5点~しかクリーニングに出せないこと。
ジャンパー単品でクリーニングしたいなら、近所のクリーニング店か、初回送料無料キャンペーン(2021年10月現在)を行っているリネットがおすすめです。
それ以外の宅配クリーニングですと、送料がネックになり割高になってしまう点に注意が必要です。
まとめ
ジャンパーのクリーニング料金の相場は、おおむね1,000円くらいです。表で見ていただいたとおり、業者によって値段に大きく開きがあるのが特徴です。
また、チェーン店は店舗によって価格が異なることが多いため、クリーニングに出す前に電話か店頭で確認されるのが確実です。
他にもクリーニングに出したい洋服があるようでしたら、パックタイプも視野に入れるとお得にクリーニングができます。
衣替えでのクリーニングを検討されているようでしたら、クリーニング後、次シーズンまで預かってもらえる保管サービスも便利ですよ。
宅配クリーニングの保管サービスを初めて利用する方に向けて、22業者を比較してわかった知っておきたいポイントや選ぶ際の基準。おすすめの業者やランキングについてお話しています。お得に利用するためのキャンペーン情報まとめも