コートクリーニング

コートをクリーニングしたい!みなさんの本音は、「安く」「早く」「キレイに」クリーニングしてくれる業者ってドコ?ですよね。

そのご要望にお応えするべく、「コートをクリーニングするにあたって業者選びをする際におさえておくべき7つのポイント」についてお話します。

ちなみにこの記事で取り扱うのは一般的なコートです。革コートやダウンといった特殊なコートは別途記事を記載していますのでそちらをご参照ください。

コートをクリーニング!おさえておきたい7つのポイント

7つのポイント

7つのポイントは、

    • 料金相場
    • 業者の種類
    • コートの種類
    • 付属品
    • 日数
    • シミ抜き
    • 仕上がり

それぞれについて見ていきますね。

①.料金相場ってどのくらいなの?

料金

まずはもっとも気になる料金相場。メジャーな業者を表にするとこんな感じですね。

業者名料金
ホワイト急便780円
白洋舎1,900円
リネット1,900円
ネクシー2,000円
リナビス990円~
せんたく便798円~

だいたい700円~2,000円くらいですね。ここでは「だいたいこのくらいかかるんだな」ということだけおさえておいて頂ければ。

ちなみに、当サイト調べの平均料金は、

ここがポイント
  • ハーフコート:1,470円
  • ロングコート:1,540円
  • 上質素材コート:2,380円
  • 一部革のコート:1,780円
  • ニットコート:1,293円

詳細は以下の記事をご参照ください。

表を見て頂くとわかりますが、チェーン店の「ホワイト急便」を除くと、「せんたく便」「リナビス」の安さが頭一つ抜けていますよね。

この2業者は、いわゆる「パックタイプ」と呼ばれるクリーニング業者です。コートをクリーニングに出すなら絶対におさえておきたいパックタイプ。

次に個別タイプとパックタイプの違いについてお話します。

②.個別タイプとパックタイプって何?

業者の種類

個別タイプは一般的なクリーニング業者ですね。洋服の種類によって値段が変わります。

ワイシャツ120円、スーツ上下:1,000円、コート:1,500円といった感じですね。

対してパックタイプは洋服の種類ではなく、クリーニングする洋服の数で料金が変わります。つまり、何を入れても同じ値段になるということなんですね。

たとえば、5点パック5,000円のパッククリーニングに出す場合、

  • A.ワイシャツを5枚入れても5,000円
  • B.コートを5着入れても5,000円

AとB、どちらがお得かは見ておわかりかと思いますが、Bの方が断然お得ですよね。

最初に相場を見て頂いたとおり、コートってクリーニング料金が高い洋服です。そういった洋服はパックタイプを利用することでお得にクリーニングできるんですね。

逆にAのようなことをしてしまうと、とっても損しちゃいますのでお気をつけください。

目安としては近所のクリーニング店の料金表を見て頂き、クリーニング代が1,000円を超えるような洋服はパックタイプを利用されるとお得かと思います。

難点として、多くの業者が5点~のパックを採用しています。なので、クリーニングしたい洋服が4着以下の場合は利用しづらいんですね。

③.コートの種類によって料金は変わるの?

コートの種類

最初にお見せしたクリーニング相場。実はアレって、もっとも安いクリーニング相場なんですね。

コートってすごくいろいろ種類があります。そして、コートの種類によってクリーニング料金は変わります

もっともメジャーなのがダウン。個別タイプでは、ダウンジャケット・コートになるとだいたいクリーニング料金が1.5~2倍くらいに跳ね上がります。

パックタイプはコートの種類によって料金が変わりませんから、そういった意味からもパックタイプがオススメなんですね。

とはいえ、パックタイプで共通して取扱NGなコートってありまして。メジャーどころですと

パックタイプでNGな衣類
  • 毛皮(ムートンなど)
  • オイル加工

フェイクだったり一部なら問題ないんですけどね。革ジャンや本革のムートンコート、マッキントッシュのオイルコートなんかはNGです。こういったコートは、近所のクリーニング店でもNGだったりしますので、専門店に持っていくのが無難でしょう。

コートの種類別に料金を比較した記事は別に用意してますので、お手持ちのコートに合わせてご参照ください。

④.付属品がついていると料金は上がるの?

付属品

上がります。取り外しできるものは取り外してクリーニングに出したほうが安くあがります。宅配クリーニング最大手リネットの公式を参照しますと、

コートでかかりがちな追加料金
  • 上質素材(カシミヤ・アンゴラ・シルクなど):+200円
  • 装飾品(プリーツ・ラメ・ビーズなど):+200円
  • ライナー:+200円
  • ダウンライナー:+1,000円
  • 一部革素材(ダッフルコートの留め具など):+200円
  • 全面ファー・ボア:+1,000円
  • 付属毛皮フード:+4,000円
  • カフス毛皮:+5,000円

えらいことになってます。下手するとクリーニング代が数倍になりますね。

付属品や装飾品については、リネットやネクシーのように個別に追加料金が発生するタイプと、白洋舎のようにコースが変わるタイプがあります。

白洋舎はコースが変わると、クリーニング料金がだいたい2~4倍くらいになりますね。

パックタイプはどうなの?なのですが、これは、業者によって変わります

1点あたりの値段は変わらないのですが、ライナーやフード、ベルトなどを1点とカウントする業者としない業者があるんですね。コート1着出したつもりが3点扱いになっていた、というイメージですね。

なので、パックタイプだから安心、ではなく、パックタイプを利用される際は、何が1点としてカウントされるのか?を見ておく必要があります。

ご紹介したせんたく便・リナビスでは、基本的に付属品での追加カウントはありません。リアルファーのみリナビスでは1点としてカウント。せんたく便ではリアルファーの取扱はしていません。

ハイブランドについて

高級ブランド

付属品ではありませんが、高級ブランドのコートですと追加料金が発生する可能性があります。

有名どころでは、

有名高級ブランド例
  • バーバリー
  • ラルフ・ローレン
  • ブルックスブラザーズ
  • マッキントッシュ
  • ポールスミス
  • A.P.C
  • アクアスキュータム

などなど。

付属品同様にチェーン店ですとコースが変わる業者が多く、宅配クリーニングですと個別に追加料金が発生する可能性があります。

パックタイプでは一部業者を除き追加料金はかかりません。リナビス・せんたく便はもちろん追加料金は発生しません。

⑤.仕上がり日数はどのくらい?

日数

スピードの話ですね。基本的にチェーン店なら「即日対応」OKのお店が多いです。つまり、午前中出して夕方に受取が可能です。ただ、これはシンプルなコートの話でして。コートの種類・素材・装飾品などによって即日可能かどうかって変わってきます。

たとえばダウン。ダウンは乾燥にすごく時間かかりますから即日は無理です。

また、宅配クリーニングは即日NGです。最速はリネットの2日ですね。多くの業者は3日~1週間かかります。

まとめますと、トレンチコートなどシンプルなコートを近所のお店に出した場合、即日クリーニングOKというイメージですね。

このあたりの突っ込んだ話は↓の記事も参考にしてみてください。

⑥.汚れ・シミってどのくらい落とせる?

汚れ

ここからは「品質」の話になりますね。まず汚れですが、そこまで業者によって差はないと思います。ただ、戻ってきた洋服に石油臭がついている業者は次からは避けたほうがいいでしょう。

平たく言うと、洗剤を使いまわしている可能性が高いんですよね。洗濯機で水を換えないで洋服をジャブジャブ洗っているイメージです。

あまりないとは思いますが、もし遭遇したらお店を変えたほうが無難ですね。汚れ落ちは、業者というよりもコースによるところが大きいかなって思います。

普通にクリーニングをお願いすると、ドライクリーニングという方法でクリーニングされます。コレ、油汚れには強いのですが、汗などの水汚れには弱いんですね。

なので、定期的にウェット加工(汗抜き加工・水洗いなど業者によって名前は違います)をつけてあげて水汚れを落としてあげると、見違えるようにすっきり軽くなることが多いです。

次にシミ。チェーン店の場合、何も指定しないとシミ抜きはしてくれません。なので、落としてほしいシミがあるようでしたら、受付時にきちんと言ってあげる必要があります。

宅配クリーニングでは、多くの業者で無料シミ抜きサービスがありますので、特に指定しなくてもシミ抜きしてくれます。

どのレベルまで?っていうのがすごく難しいのがシミでして…。シミ抜きについては、別記事にしていますので参考にしてみてください。

⑦.クリーニング業者によって仕上がりは変わる?

仕上がり

仕上がりは変わります。これは本当に変わります。質より量の業者と、量より質の業者だと仕上がりに差は出るのは当然なわけでして。

一番大きいのが乾燥方法ですね。乾燥機でブン回すのと、自然乾燥するのとどっちが洋服が傷まないかって明白ですよね。

さすがにカシミヤを乾燥機でブン回す業者とかいないでしょう、と思うのですが、結構トラブルになってますよね…。

なので、大切なコート(大切じゃないコートなんてないと思いますが…)をクリーニングに出すなら、

ここがポイント
  • 量より質の業者
  • 自然乾燥メインの業者

を選ぶと間違いないと思います。

ただ、この条件を満たす業者ってやっぱり時間かかっちゃうんですよね。なので、どうしても急ぎの場合は多少傷むのも覚悟のうえでクリーニングされるのも仕方ないと思います。

オススメの業者2選

おすすめ

コートのクリーニング業者選びにおさえておきたい7ポイントについて見てきました。

  1. 料金相場
  2. パックタイプがオススメ
  3. コートの種類で料金変わります
  4. 素材などで追加料金発生します
  5. 日数は即日~
  6. 汚れ・シミ抜きの上手さは業者による
  7. 自然乾燥オススメ

ここまで見て頂いて、「じゃあドコがオススメなの?」と思われているでしょう。ですが残念ながら、「安く」「早く」「キレイに」3つを全て満たす業者ってないんですね。どうしてもどれか一個要素が落ちてしまうんです。

まず初めに、「早く」だけを落としたメンテナンスにおすすめな業者をご紹介します。

その後、「キレイに」に特化した業者をご紹介。風合いが変わってしまったなどトラブルをかかえたコートをトップコンディションに戻すのにおすすめです。

コートをクリーニングに出すならオススメはリナビス!

リナビス

ここがポイント
  • 料金が安い:コート1着990円
  • 自然乾燥メインによる仕上げ
  • 会員数を限定して品質を維持。量より質重視の業者

「早さ」ですが、仕上がり日数が5営業日かかります。そこはもう自然乾燥メインですから仕方ないんですね。ですが、それを補ってあまりある品質の良さ。

クリーニング歴49年なんていう超ベテランによる検品。シミ抜き業者もうなるシミ抜きの技術。毛玉とり、ほつれ・ボタン直し、全品手仕上げが当たり前などなどいたれりつくせりです。

そしてリアルファー以外一切追加料金がかからないところもポイント。もう、コートをクリーニングに出すならココしかない、と言わんばかりのクオリティです。

加えて12か月保管が無料。春の衣替えにクリーニングに出しそのまま保管。秋になったら送ってもらうことで夏場のクローゼットを有効活用できます。

品質維持上限に達した段階で新規登録できなくなる可能性がありますので、迷われるようでしたら取り急ぎ会員登録だけでもしてみてはいかがでしょう?もちろん年会費は無料です。

コートの風合いを戻したい!おすすめの業者はキレイナ

キレイナ

風合いの変化やシミ、毛羽立ちなどで「もう着れないかな」とあきらめているコートをトップコンディションに戻すならおすすめはキレイナ

自分で洗濯して風合いが変わってしまったなら自己責任ですが、クリーニング屋にお願いしたのに風合いが変わってしまった、なんてこともよくあります。

そんなコートを魔法のようにトップコンディションに戻してくれるのがキレイナ。この業者の特徴は公式で事例を紹介していること。風合いが変わってしまったコートを元に戻した事例もあります。

ボロボロにだったコートが綺麗に復元されている様は圧巻。ただしその分お値段も高く、

ここに注意
  • コートクリーニング料金:6,000円
  • シルエット整形:1,800円

おおむね7,800円~と考えておくのがよいでしょう。洋服の状態と「どこまでやってもらうか」によって金額は変わります。

ここはもうお財布とコートに対する思い入れとの相談ですね。まずは公式の事例集に似た事例があるか見てみるのも良いのではないでしょうか。

コートのクリーニングに関する8つの豆知識

豆知識

コートについての基本的なことはお話しましたので、ここからはもう少し突っ込んだ話をしていきますね。お話しするのは以下の8点。

  1. クリーニング頻度
  2. クリーニングにどうして日数がかかる?
  3. 汚れたときの応急処置
  4. 着用後自宅でのケア方法
  5. 洗濯方法
  6. 自宅での保管方法
  7. クリーニング前後の注意点
  8. クリーニングに出さなくていいコートは?

クリーニングに出したいコートとして、もっともメジャーであろう「ウールコート」を例に挙げてお話していきます。

クリーニング頻度

頻度

コートは頻繁に洗濯をすると縮んだり、型崩れを起こすこともあるので注意が必要です。ウールはふわふわの繊維でできていますが、水を吸収して乾燥すると収縮が起こります。

するとふわふわの太い繊維が、硬く細い状態になるのです。さらに繊維同士が絡まると、元の状態に戻りにくくなってしまいます。これが洗うとウール製品が縮んだり、型崩れを起こす原因です。

幸いコートは地肌と接する箇所はほとんどなく、皮脂汚れはほぼつかないので頻繁に洗濯する必要はありません。

冬が終わり、コートを着る必要がなくなってきた時期にクリーニングに出すようにしましょう。洗濯のプロに任せても、あまり頻繁にクリーニングするようならコートが縮んでもおかしくありません。

1シーズンに1回クリーニングに出すという頻度で十分です。

クリーニングにどうして日数がかかる?

日数

1シーズンに1回といっても、飲み物をこぼしたり、食べ物のソースがついてしまったりしてコートを汚すこともあるでしょう。

汚れは放置すると落ちにくくなるので、なるべく早めにクリーニングに出すのがいいです。そうなると、クリーニングからどのくらいで戻ってくるのかが気になりますよね。

クリーニング店や込み具合によって異なりますが、即日を除くとウールコートのクリーニングには3~7日程度かかります。

コートのクリーニングにはおおまかに分けて4つの工程があります。まずは、汚れの状態を確認して、重点的な洗いが必要かどうか決めます。次にドライクリーニングで汚れを洗い流します。水ではなく、特殊な溶液を使うことで繊維を縮みにくくしているのです。

洗濯の後は、仕上げのアイロンがけです。縮みができているときはこの工程で元に戻すようにしています。最後に仕上がりに問題がないかをチェックしてクリーニングは終了となります。

汚れたときの応急処置

応急処置

コートに汚れがついたときは、応急処置をして少しでも汚れを落としてからクリーニングに持って行くことが望ましいです。また、汚れの具合によっては、応急処置だけできれいにすることもできます。

コーヒーや醤油などの油を含まない汚れは、濡れたタオルで拭きとるだけできれいできる可能性があります。ただし、ゴシゴシこするのではなく、汚れた箇所をつまんで引っ張るように拭きとるのが肝心です。

ゴシゴシこすると汚れを周りに広げてしまうからです。ソースやドレッシングなどの油を含んだ汚れがついてしまった場合は、濡れタオルに中性洗剤を数滴垂らしてから、同様の拭きとり方をしましょう。

汚れを拭きとったあとは、乾いたタオルで叩くようにして水気を吸い取ります。

最後に、日陰の風通しのよい場所において乾かします。汚れを完全に取り切れなかったら、なるべく早くクリーニングに出すようにしましょう。

着用後自宅でのケア方法

ケア

コートをきれいな状態で保つには日々のケアが重要になってきます。保存するときはハンガーにかけて置いておくのが鉄則です。

椅子の背もたれなどに畳んでかけると、皺が寄ったりウールの繊維がつぶれてしまいます。

また、ハンガーを利用する際は肩幅のサイズがあった、厚みのあるものを利用するのが好ましいです。肩幅が合わないハンガーやプラスチック製の薄いハンガーを使うと、コートが型崩れする可能性があります。

肩幅のサイズを合わせた木製のハンガーを使うのがベストです。

また、ブラッシングによるメンテナンスも重要です。ウールの繊維はもこもこしている分ホコリが溜まりやすいので、外から戻ったらブラシで掃除しましょう。

繊維を傷つけないように、ブラシは柔らかめのものを使用します。上から下にホコリを落とすような感覚で、やさしくブラッシングしてください。

洗濯方法

洗濯

洗濯方法や自宅でのケア方法については、ウール以外のコートについて知りたい方も多いと思いますのでコートの種類ごとに記載していきます。

コートの種類は以下の4種類。

  1. ウールコート
  2. ニットコート
  3. カシミヤコート
  4. ダッフルコート

ウールコート

ウールコート

ウールコートを自宅で洗いたいという人はまず洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示に「水洗い禁止」とあれば、それは自宅で洗濯することはできないので、クリーニングに持って行きましょう。

「手洗い可」とある場合は、水洗いができるので家でも洗濯ができます。手洗いは、洗濯桶や浴槽を使って洗濯します。

使用する洗剤は中性洗剤にしてください。弱アルカリ性のものだと、生地にダメージを与えてしまうためです。水または30℃くらいのぬるま湯を溜めてから、洗剤を溶かしてコートを入れてください。

コートをやさしく前後に動かすようにして、水中で揺らして洗います。ゴシゴシと生地同士をこすり合わせるのは、繊維が潰れて硬くなるのでNGです。

洗い終わったら洗剤を溶かした水を流して、今度は水をためそのなかにコートを入れて洗剤を洗い落とします。

水切りは繊維を傷めないように、浴槽の縁か物干し竿といったところにコートかけて、水がある程度落ちるのを待ちます。それからバスタオル2枚で挟み、軽く叩いて水を吸い取ります。

しっかりと水分をとったあとは、日陰で風通しのよい場所に干して乾かします。

ニットコート

ニットコート

ニットコートは雑に洗うと縮んでしまったり、型崩れの原因になるためどのような方法で洗濯できるのか確認しましょう。

ニットの材質によっては家庭での洗濯が出来ない場合もあります。もし、独特な加工がされているなど水で洗ったことで風合いが変わってしまうものであれば、簡単な汚れをブラシで掃くだけでもケアとしては十分です。

衣替えの時期にクリーニングしてもらうまでは、手軽なケアで状態を保っていくほうがいいでしょう。

洗えるニットコートの場合は、洗剤を使うかどうかを洗濯表示で確認する必要があります。皮脂を吸着しやすいウールなどの素材であれば、中性洗剤のつけ置き洗いで十分汚れは落ちるのですが、洗剤を使用することが推奨されていないニットコートであれば水洗いでも皮脂やホコリなどの汚れを落とすことが出来ます。

共通するのはニットコートがデリケートなものという点であり、強くこすったり伸ばしたりすることが型崩れや縮みの原因になるのです。家庭で洗うにしても、丁寧に扱うことを心掛けてください。

カシミヤコート

カシミヤコート

カシミヤ素材は非常にデリケートなので、洗濯機で洗濯してしまうと縮んでフェルトのようになり、取り返しがつかなくなります。そのため、洗濯出来るものであっても手洗いするに留めるのが理想的ですが、水洗いかおしゃれ着洗剤を用いて手早く洗うことが重要です。

洗面器などに張った水や洗浄液にカシミヤコートをつけて、数回押し洗うだけで洗い方としては十分です。ここで注意すべきなのは、洗濯する水は30℃以下のものにすることであり、温水を使ってしまうとコートは激しく縮んでしまいます。

カシミヤコートを乾かす方法にも注意が必要です。カシミヤは熱にも弱い素材なので、熱風で乾燥させることは避け、洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水モードを使用しましょう。

あらかた水気が切れたら日陰干しをするのですが、ハンガーに吊るすと肩のところが飛び出すなどの型崩れの原因になります。そのため、平干し用のネットを使ったり、板の上に広げて乾かすなどの型崩れしないような工夫が必要です。

ダッフルコート

ダッフルコート

ダッフルコートも素材によっては家庭で洗うことが出来ますが、家庭での洗濯に向かない素材のものもあります。洗濯表示を確認し、どのような方法で洗濯出来るのかを調べておきましょう。

洗えないダッフルコートは、日頃からホコリや汚れを落とす目的でブラッシングをしておくと状態を綺麗に保てます。家庭で洗う場合、もしダッフルコートの留め具を取り外しできるならばあらかじめ外しておいたほうがいいでしょう。

洗濯中にあちこちにぶつけてキズをつけてしまったり、壊れてしまうと折角洗ったのに外に着ていけないダッフルコートになってしまいます。

ダッフルコートが洗える素材の場合、汚れを浮かせるだけで大概の汚れは対応することが出来ます。中性洗剤を溶かしたぬるま湯にダッフルコートをつけて、数回押し洗いをするだけで十分です。あまり力強く乱暴に洗ってしまうと、型崩れの原因になります。

押し洗いが済んだら押して水を切り、日陰に干しましょう。ハンガーに吊るして干すのでも構いませんが、型崩れの防止をするため肩のところが分厚いハンガーを使うのがベストです。

自宅での保管方法

洗濯

コートは季節ものなので、冬が終わればしまうことになります。コートをしまう際は、紫外線を当てないようにクローゼットに入れますが、ここでも注意が必要です。

クリーニングから戻ってきたコートはビニール製のカバーに覆われています。ホコリよけにちょうどいいと、そのままクローゼットにしまっておくのはよくありません。

ビニールは通気性が悪く、梅雨や夏場は内側に湿気がこもってしまうのです。そうなるとコートにカビが生える可能性もあります。

通気性を確保しつつホコリをよけるため、自宅で保管する際には紙製のカバーを利用しましょう。

また、クローゼット全体の湿気もなくすように、1~2週間に一度はクローゼットをあけて空気の入れ替えをするようにしましょう。

そして、コートに防虫剤を使用する際は、必ず1種類の防虫剤だけを使ってください。2種類以上の防虫剤を一緒に使うと、化学反応が起きて防虫剤が溶け出し、コートに染みがつくことがあるためです。

クリーニング店の保管サービスも視野に

保管

クリーニング業者には専用の保管倉庫で衣類を預かってくれるサービスを行っている業者もあります。

梅雨や夏の湿気、虫食いの心配をしなくてよくクローゼットに空きもできるため、近年特に人気のサービスですね。

衣替えでまとめてクリーニングに出しそのまま保管してもらうのが最近のトレンド。保管無料サービスを行っている業者も増えてきているため、検討の余地ありです。

クリーニング前後の注意点

注意点

クリーニングに出す前、そして帰ってきたときの注意点についてお話しますね。

クリーニング前の注意点

出す前の注意点

クリーニング前の注意点は他の衣類と同様です。

ここに注意
  1. ポケットチェック
  2. 破れチェック
  3. 毛玉チェック
  4. ほつれチェック
  5. 外せるもの(ライナーやフード、コートなど)を外す
  6. スマホで写真を撮っておく

5については好みですね。ライナーやフードは汚れやすいためまとめて洗ってほしい方もおられるでしょう。パックタイプなら追加料金がかからないため気にする必要はありませんが、個別タイプなら追加料金覚悟で出すのもアリだと思います。

3と4については、宅配クリーニングなら無料で対応してくれる業者が増えています。そのため、おすすめしたリナビスなどを利用されるのであれば気にする必要はありません。

6は保険ですね。戻ってきて風合いが変わってしまっていた場合、水掛け論にならないようクリーニング前の写真を撮っておくとベストです。

クリーニング後の注意点

クリーニング後チェック

クリーニングから返ってきたコートの注意点も、おおむね他の衣類と同様です。

ここに注意
  • チェックが終わるまでタグを外さない
  • クリーニングに出した衣類が全部そろってるかチェック(ベルトやフードといった付属品含め)
  • 風合いが変わっていないか、色落ちなどがないかチェック
  • 気になるシミが落ちているかチェック
  • チェックが終わったらタグを外しビニールも外す

タグを外したあとも一週間ほどは保管しておきましょう。何か見つかったときに再仕上や補償の対象になりますので。

クリーニングに出すべきコートと出さなくていいコートって?

クリーニングしたほうがいいコート

クリーニングに出したほうがいいコートと出さなくていいコートの見分け方についてお話します。

基本的には全部出しましょう(笑)。理由は2点。

パックタイプは点数が多いほうがコスパが高い

コスパ

先にもお話しましたが、パックタイプは点数が増えるほうが1点あたりの値段は下がります。

そのため、シミがついたなど急ぎでない場合はクリーニング待ちにしておき、まとめて出したほうがお得になります。

洗濯はコスパが悪い

コスパ悪い

コートの洗濯ってすごくコスパが悪いんですよね。

じゃあクリーニングのコストってどうなの?なのですが、ウールのロングコートですと最安で499円。平均1,500円くらいです。

それでもあえて洗濯するしないの判断をするとすると、コートを買ったときの金額で判断しましょう。

超個人的なクリーニングに使う金額は「買った金額の1/5~1/10」。平均価格でクリーニングしたとすると15,000円以上のコートならクリーニングに出す判断ですね。

逆に15,000円以下のコートなら洗濯してもよろしいかと。そうでないコートはパックタイプでまとめてクリーニングに出したいところです。

まとめ

まとめ

コートをクリーニングするにあたっておさえておきたい7つのポイントと8つの豆知識についてお話しました。

7つのポイント
    • 料金相場
    • 業者の種類
    • コートの種類
    • 付属品
    • 日数
    • シミ抜き
    • 仕上がり
8つの豆知識
  1. クリーニング頻度
  2. クリーニングにどうして日数がかかる?
  3. 汚れたときの応急処置
  4. 着用後自宅でのケア方法
  5. 洗濯方法
  6. 自宅での保管方法
  7. クリーニング前後の注意点
  8. クリーニングに出さなくていいコートは?

コートは衣類の中でもトップクラスに追加料金が発生しやすくトラブルも多い洋服です。

お話したことを参考に、失敗しないクリーニングを実現したいですね。