突然ですが『ポリウレタン』という素材をご存じですか?実はこのポリウレタン、知らない人はとても損をしてしまう!そんな素材なのです…!

ポリウレタンとは…

化学物質を結合させ生まれた合成繊維で、伸縮性に優れ軽い特性を活かし、スポーツウエアや女性用の下着の他、コートなどの防寒着類など、身近で幅広く使用されています。
他にも、コーティングを施す為のポリウレタンコーティングと呼ばれるものや、異なる素材を張り合わせる為の接着剤としても使用されていたり、様々な形で使用されています。

そんな素晴らしい素材『ポリウレタン』。実はこの素材、以外な落とし穴があるのです!
ポリウレタンは簡単に例えるなら輪ゴムのような素材です。みなさんもご存じであろう輪ゴムですが、年月が経過した輪ゴムは伸ばすとブチブチ切れてしまいますよね?
実はポリウレタンも同じなのです…!

ポリウレタンは一般的に衣類であれば製造から2年~3年が寿命と言われています。
大切なのでもう1度伝えます…『製造から』2年~3年が寿命です。そうなんです。『購入時』らではなく『製造時』からポリウレタンは劣化をします。

その為、ポリウレタンの劣化が進むと生地がヨレヨレになってしまったり、ひび割れ、ポロポロと剥がれ落ちてきてしまったり生地がベタついてしまったりと、様々な問題がおきてしまうのです。

このポリウレタンの劣化を『経時劣化』と呼び、使用頻度などには関係なく時の流れによる避ける事が出来ない劣化現象なのです。
その為、知らずに自宅の洗濯機で洗ってしまったり、クリーニング店に出してしまった時に、ほとんど着用した事が無いにも関わらず、洗い上がり後「こんなの着られない…!」というような酷い状態になってしまう事がありますので注意しましょう。

経時劣化とは…

ポリウレタン素材を製作する上で結合した部分が着用時の皮脂や紫外線・大気中に含まれる様々な成分に反応し少しずつ分解されてしまう現象です。
この経時劣化は製造時からカウントダウンされてしまい、止めることが出来ない現象です。

日常に溢れるポリウレタン!注意すべきことは?!

ポリウレタンが良く使用されている衣類と言えば…
・伸縮性のあるスポーツウエアやインナー
・ジャケットやコートなどの防寒着類
・スキニーパンツなどの伸縮性衣類

などなど、衣類の他にもストッキングや靴・スキーの手袋・ソファーなどにも使用れていたり様々です。中にはジャンパーやジャケットのワッペンの部分など、一部に使用されている場合も多く見られます。

「えぇ!そんなに沢山あったら避けられないじゃん!」と、思う方もいらっしゃると思いますが、まさにその通りです!しかし!私生活の中で次々とボロボロになっていたら困りますし、そもそもそのようになってしまうお洋服、今までに何着出会った事がありますか?
おそらくあまり無いのではないかと思います。

1着の衣類を製作する上で様々な素材を使用されますが、その中でポリウレタン1%や3%というのはよく見かけますが、さほど気にしなくても大丈夫です。
ポリウレタンの劣化をダイレクトに受ける物といえば『ポリウレタン100%』と記載されている物を注意しておけば大半は問題ないかと思います。

衣類を購入する際に「むむむ…?なんだかこの部分がゴムっぽいぞ…?」と思った時は衣類についている品質表示を積極的にチェックしておくのをオススメ致します!

ポリウレタンの品質表示記載内容について

一般的にはカタカナで『ポリウレタン』と記載されているので分かりやすいと思います。
中には『PU』と記載されている物もありますがこれは『PU(ポリウレタン樹脂)』の事をさします。
ポリウレタン樹脂とは、ベースとなる素材(生地)の上にコーティングをしたものでポリウレタン同様、劣化が進むとコーティング部分の表面がボロボロになってしまうので注意しましょう。
ちなみにPUコーティングを施されているものは撥水性が高まりますのでコートやカバンなどに使用されていることが多いでのです!

クリーニング業界でも注目・注意され恐れられているポリウレタン…

洗う事は可能な場合もありますが、上記のような内容でトラブルの多い素材ですから、断られてしまう場合もありますので、事前に洗ってもらうことが可能か問い合わせてみるのがよかもしれません!また、クリーニングに出す際は「最悪ダメになっても仕方ない…」という気持ちで洗うのをオススメ致します!
因みにですが、品質表示を見た時に、表示が全て×になっている衣類が稀にありますが「え?洗えないの?そもそも洗えない衣類なんてあるの?」という質問がありますが…
表示全て×は『使い捨てしてください。』という意味合いが含まれているようです。表示全て×が高級な衣類ほど多い理由は『使い捨てです。そのような層の方向けへの販売品です。』という物のようです。

品質表示が全て×の物をクリーニングに出して何かあった場合(型崩れしてしまった・縮んでしまった、など)は保証の対象外になることもありますので注意しましょうね!