「海外旅行先やインポートショップで購入したコートやスカートなどの衣類は、クリーニングに依頼しても大丈夫なの?」ふと、そんな疑問を感じたことはありませんか?

実は、海外旅行先やインポートショップで購入した衣類をクリーニングに出すとき、注意しておくべきポイントがあるんです。海外で製造されたコートやスカートなどの衣類が持つ、特性と言って良いかもしれません…。

そこで今回は、クリーニング店がインポート品など、海外で製造された衣類を取り扱うときの注意ポイントについてご紹介します。もし今、海外で製造した服をクリーニングに出したいと思っている人は要チェックです!

海外で購入したコートやスカートなどの衣類はクリーニングできる?

海外旅行先やインポートショップで購入した衣類は、

日本語の洗濯表示があれば洗えます。

しかし、海外で製造された服に日本語の洗濯表示がついているのは少し考えにくいですよね…。

外国語表記の洗濯表示がついた場合はどうなのでしょう…。

洗濯表示が外国語表記の場合、クリーニング店によって可否が異なります。

実際のところ、英語表記であれば洗ってもらるが、その他の言語は断られてしまうケースが多いかもしれません…。

なぜ、断られてしまうケースがあるのでしょうか。その理由は、

日本と海外で洗濯表示のマークや定める基準が異なっていたためです。

今まで、日本で販売されている衣類の洗濯表示は、日本の基準に基づいて各アパレルメーカーがつけていました。それにより、海外の製造品と日本で製造した品物では、同じ素材でもクリーニング時の取り扱い方法が異なるケースがあったのです。取り扱い方法が異なる=事故のリスクがあると判断し、返品扱いしていたクリーニング店が多かったのかもしれません。

しかし、2016年12月に日本での洗濯表示の表記方法が、世界各国で使われているISO(国際規格)とほぼ同じ仕様に変更されました。そのため今後、海外で製造された衣類も取り扱うクリーニング店が増えていくのではないでしょうか。

外国語と日本語表記の洗濯表示がついていた場合どちらが適用されるの?

洗濯表示には、洗い方や仕上げ方法を示したマークだけでなく、

各工程で具体的に注意すべきことが言葉で書かれています。

なんとなく見たことある人も多いのではないでしょうか。例えば、以下のようなことが明記されています。

洗濯表示に記載されている注意書き文言例

  • 仕上げの際にあて布を使用する
  • 中性洗剤を使用する
  • スチームやプレスは禁止
  • 蛍光増白剤の入っていない洗剤を使用する
  • 洗うときは裏返しにする
  • タンブラー乾燥禁止
  • 脱色や色落ちが避けられない旨の記載
  • 洗いの際はクリーニングネットを使用する
  • 自然乾燥してください
  • 洗いなどによりプリーツの効果が弱まる

クリーニング店でコートやスカートなどの衣類を洗うとき、この注意書きもしっかりと確認した上で工程を進める必要があります。ところが、この表記が日本語表記のものと、外国語表記のものでは記載内容が異なっているケースがあるのです…。

この場合、

日本語表記を優先してクリーニング

しています。

なぜなら、海外の基準より日本の基準の方が厳しいと言われているからでしょう。日本のアパレルメーカーは、洗濯表示の誤りや曖昧な表記をして、破損や移染などの事故に発展することを避けたいと考えています。そのため、少しでも事故のリスクが懸念される場合、注意事項や禁止事項として洗濯表示に記載しているのです。そのことを、クリーニング業界の人たちも心得ているのかもしれませんね。

クリーニング店が洗うのをためらう外国語表示の衣類とは?

クリーニング店によっては、日本語の洗濯表示がない品物は取り扱い不可品として返却される場合があります。しかし、英語の洗濯表示であれば洗ってもらえるケースが多いようです。他国の言語でも解読できる内容であれば、対応してくれるでしょう。

ところが、外国語表記であっても

韓国語や中国語、イタリア語で記載された洗濯表示

の場合、クリーニング店は洗うのをためらうかもしれません。その理由は、表示に基づいてクリーニングしても事故に発展するケースが多いためです。

また、上記の国だけでなく海外製品すべてに言えますが

事故に発展した場合、製造元や販売へ連絡が取れない

ことがほとんどであるため、修繕はおろか原因追求も難しいでしょう。事故の発生率が高い、その後の対応が進まない可能性が高いというリスクから、クリーニング店は洗うのをためらってしまうのです。

どうしてもクリーニングして欲しい場合は、

破損などの事故が起きてもクリーニング店で責任を負わないことに同意

すれば、洗ってもらえることがあります。ダメ元で相談してみる価値はあるかもしれません…。

海外で購入したコートやスカート!クリーニング前に洗濯表示確認をしよう

海外旅行先やインポートショップで購入したコートやスカートなどの衣類は、洗濯表示の言語によって洗ってもらえるケースもあれば、そうでないケースがあることを知っておくと良いでしょう。それから、海外で製造された衣類は洗濯表示通りに洗えば原則問題ありませんが、事故が発生する可能性が0とは限りません。

何より、メーカーや製造元と連絡が取れないことがほとんどであるため、部品や記事の取り寄せなどは原則できないと言えます。少しでもリスクを避けるために、以下のことをしておくと良いでしょう!

クリーニングに出す前に、自分でも洗濯表示を確認しておくこと

ボタンや特殊なファスナーの取っ手などはできるだけ取り外してから出す

海外で製造された衣類は、クリーニング店でも特に慎重に取り扱いますが、ひと手間を加えることでリスクを大幅に減らすことができますよ!ぜひ、参考にしていただければ幸いです。